近畿日本鉄道は関西から中京圏にかけて一大路線網を拡げる、日本最大の私鉄として知られています。 1420系は近畿日本鉄道の通勤形電車で、1984年に初代1250系として製造されました。 その後1986年に1251系へ形式が変更、さらに最終的には1990年に1420系へと形式が再度変更され現在へと至ります。 また近畿日本鉄道としては初のVVVFインバーター制御車であり、1500V鉄道線用としては世界で初めて、耐圧4500V2000AのGTOサイリスタを用いたVVVFインバーター制御装置を搭載しました。 このGTOサイリスタ素子は、その後の鉄道用インバーター制御装置の標準品となり、また車体側面にはVVVFインバーター制御車であることを示すロゴマークを記したプレートが取り付けられています。 同系は主に大阪線で別の車両と連結し快速急行を含む優等列車としても運用されるほか、単独で普通列車として運用されることもあります。
近畿日本鉄道(株)商品化許諾済